オランダの仲裁機関は12月20日、ティファニー・アンド・カンパニー(以下、ティファニー)へ4億200万スイスフラン(約466億3200万円)の損害賠償をスウォッチへ支払うよう判決を下した。ティファニーは07年、スウォッチが同ブランドのウォッチをデザイン、生産、販売する20年間の契約を結んだが、スウォッチは11年、ティファニーが、同契約上のビジネス発展を阻止したとし契約を終了。それに対し、ティファニーはスウォッチが「ティファニー」のウォッチに相応しい販売ルートを構築できなかったと反論し、12年12月、ティファニーに損害賠償38億スイスフラン(約4408億円)を支払うよう提訴した。ティファニーは損害賠償のほかに、スウォッチが支払った3分2の裁定料及び弁護士料にあたる960万ドル(約9億9800万円)相当を支払うよう命じられた。