ゴールドウインの2013年4〜9月期連結業績は、売上高が対前年同期比101.6%の244億7300万円、営業利益が同130.0%の5億2600万円、純利益が同104.1%の7億800万円と増収増益だった。引き続き「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」を擁するアウトドア事業の売上高が105.5%の112億円と好調に推移した。増収に加えて、春夏商品の調達原価率削減によって粗利益率を0.5ポイント改善したことが、営業増益に結び付いた。
同社はアウトドアやウインタースポーツなどの比率が高いため、長年、上期の赤字を下期の重衣料販売で黒字化する傾向が強かったが、生産・調達の改革によって2期連続の中間黒字になった。通期では売上高530億円(前期比100.9%)、営業利益21億円(同110.4%)、純利益23億円(同87.2%)を予想する。ASEANへの生産シフトや現地での素材調達などを強化することで、調達原価を抑えて粗利益率の改善に努める。