パルコの2016年2月期は売上高が前年比102.4%の2763億円、本業のもうけを示す営業利益が同102.1%の127億円、経常利益が同101.4%の126億円、純利益が同96.3%の60億円だった。営業利益と経常利益は4期連続で過去最高を更新した。純利益の減少は千葉パルコの閉店と宇都宮パルコの減損損失によるもの。主要店舗の売上高は札幌が104.4%、仙台が101.3%、池袋が96.6%、名古屋が104.4%、増床した福岡が132.0%だった。
パルコは大都市圏への集中投資を続けており、15年には福岡パルコを増床、今年の夏に仙台にパルコ新館を、来年秋には建替え中の松坂屋上野店の複合ビルに、テナントとして開業する予定だ。