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資生堂「クレ・ド・ポー ボーテ」の美容液“ル・セラム”がリニューアル 肌荒れサインに反応する技術搭載、ふっくら肌へ

資生堂の「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」は9月1日、ブランドを代表する美容液“ル・セラム”を5年ぶりにリニューアル発売する。新“ル・セラムⅡ”(30〜75mL、1万9800円~4万150円/レフィル50〜75mL、2万8050円〜3万8500円※編集部調べ)は、潤いとハリのある肌に導き、将来肌荒れに発展する乾燥ダメージの兆しにアプローチする。若年層含め幅広い客層に訴求し、初年度(9〜12月)の売上高は前年同期比12%増を目指す。

4代目となる同商品は、「生涯美しい輝きを保ち続けるための鍵」となる“肌の知性”に着目。新たにマドンナリリーの花から抽出したエキスとグリセリンをブレンドした保湿・整肌成分を配合した。肌の潤いのバリアを整え、乾燥などのさまざまな環境ダメージ要因から肌を守り、生き生きとした輝きをキープする。さらに、オーストラリアの固有種から抽出した、オーガニックレモンマートルエキスとグリセリンをブレンドした保湿成分を加え、「肌本来の美」を呼びさます。既存の香りをベースに、ミドルノートにマドンナリリーを新たに配合した。

萩原里実ブランドマネージャーは、「既存品も効果実感がはっきりしていたが、今回の新商品はふっくらする効果が目に見えて分かる。若年層含め、より幅広いお客さまに支持をいただけるような商品が完成した」と自信を見せる。9月は、リニューアル発売を記念したポップアップイベントも予定している。

“ル・セラム”は累計200万本を突破

“ル・セラム”は2013年に誕生。17年、19年とリニューアルを重ね、ブランドを代表する美容液として進化を遂げてきた。グローバル累計売り上げは200万本(13年9月〜24年6月、同社調べ)を突破。ブランド内の美容液で30〜40%の売り上げを占め、トップシェアを誇る。

ブランド全体の1〜6月の商況は、前年同期比28%増と好調に推移。“ル・セラム”の国内売り上げは同24%増(インバウンド含む売り上げは同29%増)と伸長し、全体の実績を後押しした。昨年9月に原宿で実施した“ル・セラム”10周年記念のポップアップイベントや、サンプリング施策が奏功し、20〜30代の若年層客の取り込みに成功。若年層からスキンケアのエントリーアイテムとして支持を集め、全体のリピート率は5割に上る。

同ブランドは、美容液、化粧水、乳液の3ステップを“美の基本”とした「キーラディアンスケア」を提唱。“ル・セラム”は、ファーストステップの使用を推奨している。「3ステップの併買傾向は2〜3割程度。今後、新“ル・セラム”をきっかけに併用者を5〜6割まで増やしたい」と意気込む。

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