ロッテ免税店は、日本での5年内に計5店舗、10年内に売上高1000億円への拡大を目指す。同社は31日に開業した商業施設「東急プラザ銀座」に空港型市中免税店の日本1号店を開店。来日したジャン・ソンウク社長ら同社首脳が会見し、すでに発表されている2017年春の大阪・難波店(ビックカメラ内に出店)に加えて、3号店として新宿への出店を検討していることを明らかにした。
ロッテ免税店は韓国に7店、インドネシアや日本などアジアに4支店を展開しており、売上高は約4200億円に達する。免税店ではスイスのデュフリー、香港のDFSに次ぐ世界3位。同社は2020年までに1位を目指すと宣言し、アジアの拠点を増やしている。2年前に設立した日本法人は、元ファーストリテイリング副社長でリヴァンプ社長の澤田貴司氏が社長として立ち上げを指揮してきた。だが、澤田氏はファミリーマートの新社長に就くことが決まっており、4月末をメドに退くことになる。