東急不動産は、銀座の数寄屋橋交差点に2016年3月開業予定の大型商業施設「(仮称)銀座5丁目プロジェクト」に大規模なパブリックスペースを設ける。目玉は6階のアトリウムで数寄屋橋交差点に面した高さ約27メートル(5フロア分)の吹き抜け空間になる。同施設は伝統工芸の江戸切子をモチーフにしたガラス張りのファサードが特徴だが、アトリウムはこの大きなガラスの内部から銀座の夜景を眺めることができる。アトリウムにはカフェも開設する。パブリックに開放された空間で、ドリンクや軽食を楽しめる銀座の名所にする考えだ。また屋上には約1000平方メートルのオープンテラスを設ける。こちらも地上56メートルの高さから銀座エリアを一望できる。6階と屋上のパブリックスペースは、東急文化村などと連携したイベントを定期的に開催する予定だ。
同施設はロッテ免税店や東急百貨店の中型店、ラグジュアリーブランドなど120店舗が入る予定。