東急不動産が2016年春に開業する銀座・数寄屋橋交差点の大型商業施設「(仮称)銀座5丁目プロジェクト」、通称「G5」の主力ラインアップが分かった。注目は、外堀通りに面した長さ115メートルの路面店ゾーン(1〜2階)で「バリー」「エンポリオ アルマーニ」「グローブ・トロッター」「ハケット ロンドン」「ハンター」に加え、リデアが「キートン」「クルチアーニ」「エドワード グリーン」の併設店舗と「ストラスブルゴ」などグローバルなファッションブランドを展開し、新たな銀座のショッピングストリートを形成する。また、三菱電機によるカフェとレストランを設けたイベントスペース「メトアギンザ(METoA Ginza)」が入居。同社の商品を展示する他、定期的に体験イベントを開催する。空間デザインは、窪田建築都市研究所の窪田茂が手掛ける。
10〜11階の銀座の街が一望できるレストランフロアには、シドニー発のモダンギリシャ料理店「アポロ」が日本初上陸。トランジットジェネラルオフィスなどによるアポロ ジャパンが手掛ける。小山薫堂が経営する老舗京料理店「下鴨茶寮」の新業態も入る。
3〜7階の核店舗には、東急百貨店が新たに開発するセレクトストアを導入。渋谷ヒカリエなどで培った売り場編集力を生かし、国内外の感度の高い商品を並べる。東急ハンズの新業態も入居する。8〜9階は既報通り、ロッテ免税店が入る。
G5の開発コンセプトは「クリエイティブ ジャパン〜世界は、ここから、おもしろくなる。〜」で、伝統と革新の街・銀座に合う、時代に合わせてモダナイズされた歴史あるブランドを中心に120店舗を集積する。クラフツマンシップ、手作りなどの良い商材を本物志向の大人の男女に向けて発信する。