アレッサンドロ・サルトリ(Alessandro Sartori)前「ベルルッティ(BERLUTI)」クリエイティブ・ディレクターが6月、エルメネジルド ゼニア グループ(ERMENEGILDO ZEGNA GROUP)にアーティスティック・ディレクターとして加わる。サルトリは2月3日に退任したばかりのステファノ・ピラーティ(Stefano Pilati)の後任で、全「ゼニア」ブランドを手掛ける。初のコレクションは2017年1月にミラノで発表予定の17-18年秋冬シーズンになる。
サルトリは1989年に同グループに入社し、2003年に「エルメネジルド ゼニア(ERMENEGILDO ZEGNA)」のよりファッション性を追求したブランドとして立ち上がった「Z ゼニア(Z ZEGNA)」のクリエイティブ・ディレクターを8年間務めた。その後、11年にLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下の「ベルルッティ」のアーティスティック・ディレクターに就任し、16年2月1日、同職を退任した。同氏は今回の就任で5年ぶりの同グループへの復帰になる。
ジルド・ゼニア(Gildo Zegna)=エルメネジルド ゼニア グループ最高経営責任者(CEO)は「アレサンドロを長年知っており、再び彼を迎え入れることができ大変喜んでいる。彼の才能やクリエイティビティー、熱心さ、モダンな考え方は『ゼニア』を次のステップへと導いてくれるだろう」とコメントした。一方サルトリは「私はエルメネジルド ゼニア グループのクリエイションとオーセンティックな価値観をずっと尊敬してきた。「ゼニア」チームと組み、新たな章を築き上げることをとても楽しみにしている」とコメントした。