ビューティ

ファンケルが8年ぶりに男性用スキンケア新商品投入 広がるメンズ整肌料市場に期待

ファンケルが、男性向けスキンケア“ファンケル メン”シリーズから4アイテム目となる“オールインワン ウォーター”(100mL、2750円)の販売を開始した。新商品の投入は8年ぶり。300億円規模へと成長するメンズ整肌料市場(2024年見込み、富士経済調べ)を「魅力的な市場」(磯崎大輔ファンケル化粧品商品企画部課長)と捉え、同商品の広がりに期待を寄せる。

男性の皮膚生理に着目した“ファンケル メン”シリーズは2012年に誕生。16年に刷新し、泡洗顔料(180mL、1540円)とジェルタイプのオールインワン(2種、60mL、各2750円)の3アイテムを展開してきた。23年はアマゾンや楽天市場などEC売り上げが好調に推移し、同シリーズの売上高は前年比15%増と伸長した。これまでの既存商品は40代をターゲットにしてきたが、最近は30代の新規顧客が増加。そのポテンシャルを生かし、今回30代の男性に寄り添ったスキンケアの開発に着手した。

同社によると、30代の男性は「ヒゲ剃り関連のダメージ」と「毛穴目立ち」の肌悩みが目立つという。そこで“オールインワン ウォーター”は、男性肌特有のヒゲ剃りによる肌荒れに効果のあるCICAやグリチルリチン酸ジカリウムを配合。また、過剰な皮脂を抑え、毛穴を引き締めて黒ずみが目立たない肌に整えるプルーン酵素エキスや、潤い成分の浸透型ヒアルロン酸を採用した。アルコール無配合でヒゲ剃り後にひりつかず、清涼感のある肌に導く。

まずは自社ECと直営店で販売し、今後、楽天市場やアマゾン、Yahoo!ショッピングなどでも取り扱う予定だ。「直近5年で自主購買の成長率は8.3%と伸びているが、自社ECではメンズスキンケア特有の女性による代理購買がまだ多い。新商品をはじめ今後、男性客との接点拡大に注力する」と意気込む。

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