東急不動産は、東京・原宿の明治通り沿いにあり、昨年閉鎖した商業施設「b6」の解 体に着手し、跡地に2015年春をメドに新設の商業施設を開業する。神宮前6丁目プロ ジェクト(仮称)の核テナントには、テイクアンドギヴ・ニーズ系列の「ブライズ ワード」を導入する。
ブライズワードは、ウエディング、ホテル、レストランなどを全国6店舗を構えるブライダル企業。大阪のホテル「アルモニーアンブラッセ」や、銀行をリノベーションした「アルモニーアッシュ アット ステイト ヒメジバンク」など、地域に合わせた施設作りが特徴だ。
新施設の敷地面積は約655坪で、低層階にはエリア最大級のメゾネット大型区画(200?300坪)で、路面店感覚の店を設置。フロア構成は「ファッション」「カフェ」「ウエディング」「レストラン」「スペシャリティーサービス」「クリエイティブスペース」「ラグジュアリースペース」といった「飲食・サービス店舗」を中心にすることが予定する。デザイン設計は、「代官山T-SITE」などを手掛けてきた、建築家ユニット「クライン・ダイサム・アーキテクツ」が担当。随所にテラスなどを設け、建物の内・外部で緑や光を感じる空間を目指す。
東急不動産は、今年1月に商業施設「b6」を取得し、4月?5月にかけて「ハイネケン・スターラウンジ」として暫定利用をしてきた。同計画地は、東横線と副都心線の直通化に伴い、広域からの集客が期待される東京メトロ「明治神宮前」駅より徒歩1分に位置する。また、「明治通り」沿いでは、道路の拡幅及び並木の整備が進んでおり、更なる回遊性の向上が予想されるエリアだ。
■(仮称)神宮前6丁目プロジェクト
所在:東京都渋谷区神宮前6-28-6
敷地面積:約655坪
開業:2015年春
解体工事:6月?12月