ルックの第2四半期連結決算(6月中間期)決算は、売上高234億1100万円(前年比108.4%)、営業利益7500万円(同19.1%)経常利益2億9100万円(同55.6%)、中間期純利益9600万円(同22.8%)の増収減益だった。主力事業会社ルックの百貨店婦人服売り上げが予定を下回ったことが減益の理由。同社の牧武彦・代表取締役会長は「消費増税以降の婦人服売り場は生活防衛意識から戻りが鈍いどころか、低迷を続けている」と分析。
通期連結決算でも、こうした低迷基調は続くと見て、通期連結では売上高450億円(前年比98.8%)、営業利益3億円(同25.5%)、経常利益5億円(同30.8%)、当期純利益3億円(同23.8%)を見込んでいる。
3月27日付で就任したばかりの多田和洋・社長は「7月に営業を終了した『トリーバーチ』の穴を埋めるのがとりあえずの私の仕事だ。柱は3つあり、既存事業の選択と集中、EC売り上げを現在の総売り上げシエア5%から10%へ拡大、新事業の開発」と話している。また「来年にはインポートブランド、オリジナルブランドの両方をスタートさせたい」としている。同社の婦人服の低迷については「前年踏襲型企画の悪い面が出ている」と見ている。