ファーストリテイリングは11日、国内・海外のユニクロ事業の好調を受けて2013年8月期の連結業績予想を上方修正した。修正後は売上高1兆1030億円(直近予想は1兆690億円)、経常利益1530億円(同1465億円)。直近予想の売上高に対して国内ユニクロ事業で200億円、海外ユニクロ事業で50億円の上積みを見込む。前提となる国内ユニクロ事業の下期(3〜8月)の既存店売上高を107.9%と高く設定する。
同日発表した中間期連結業績は、売上高が前年同期比117.0%の6148億円、営業利益が同105.3%の966億円、経常利益が同115.2%の1077億円、純利益が同113.2%の654億円だった。売上高は海外ユニクロ事業で458億円、国内ユニクロ事業で226億円上乗せされた。国内ユニクロ事業ではウルトラライトダウンやヒートテックなどの販売が好調で、既存店売上高は同103.6%だった。海外ユニクロ事業は中国を中心に70店を出店し、2月末時点での店舗数は359店、売上高1306億円になった。