フリマアプリ「メルカリ(MERCARI)」を運営するメルカリ(東京、山田進太郎・社長)は、三井物産や日本政策投資銀行、ジャパン・コインベスト投資事業有限責任組合と、既存株主のグロービス・キャピタル・パートナーズやWorld Innovation Lab、グローバル・ブレイン、同社経営陣から、総額約84億円の資金調達を実施した。
調達した資金はヨーロッパ進出を視野に入れたグローバル展開の加速と国内サービスのさらなる拡大に充てる。今回の資金調達額は過去最大で、2014年10月に続き5回目。創業以来の資金調達金額は約126億円になった。
「メルカリ」は13年7月にリリースしたCtoC向けのフリマアプリ。14年9月にはアメリカでもアプリを配信しており、これまでのダウンロード数は日米合わせて3200万DLになる。国内の月間流通額は100億円超で、1日の出品アイテム数は数十万点だ。すでにイギリスでも法人を立ち上げており、今後アプリの配信を計画している。また、14年には新規アプリ事業のための子会社も設立し、今後多角的な事業展開を目指すという。