ファッション

元祖ギャルブランド「ラブボート」が8月で終了 

 ララ・プランが手掛ける「ラブボート(LOVE BOAT)」が8月をもって、終了する。1994年にブランドスタートした「ラブボート」は、へそ出しTシャツに、マイクロミニスカート、厚底ブーツのまさにギャルスタイルを生み出し、渋谷のストリートカルチャーをけん引してきた。ここ数年は、ロゴを刷新するも事業を縮小していた。20年の幕を閉じるラストコレクションは7月末から、「ラブボート」のロゴを使ったアイコンアイテムを販売する。

 同社は2011年8月31日、東京地裁に民事再生法の適用を申請している。当時、主力ブランドの「ラブボート」や「LB-03」「L.D.S」などの多店舗化を推進し、09年2月期には店舗数約100店で売上高125億円を計上していた。しかし、先行投資による有利子負債の増大によって、財務体質が弱体化。外資ファストファッションの上陸などを受け、11年2月期は売上高79億円に落ち込んでいた。2011年にバーズ・アソシエーションが経営支援に乗り出し、翌12年3月にはバーズがオンワードホールディングスの傘下に入ったことからオンワードグループの孫会社になっていた。アラサー向けブランド「V.V」をデビューさせたり、ブランドの再編を図り業績回復を目指したが、ヤングマーケットの低迷などもあり、苦戦。今回の決断に至った。14年3月現在の同社6ブランドの直営店舗数は25。そのうち、「ラブボート」は渋谷109と横浜ビブレ、名古屋丸栄の3店舗になる。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。