そごう・西武は、8年ぶりに西武渋谷店の大規模な改装に乗り出す。A館3階の婦人服、A館とB館の5階の婦人服・紳士服を中心に、佐藤オオキら著名なクリエイターと協業したテーマ性のある売り場に変える。今月から順次工事に取り掛かり、8月中旬のオープンを予定する。同店の周辺で2020年以降に再開発が行われるのに合わせ、ファッション感度の高い消費者を取り込む狙いだ。高感度なファッション、アート&カルチャーに積極的に取り組むことで存在感をアピールする。
西武渋谷店は1968年に開店した。ロフト館やモヴィーダ館(「無印良品」)を含めて売り場面積は約4万3000平方メートル。2015年2月期の売上高は402億円(前期比101.8%)だった。同店が入る建物は20年以降の再開発で新しいビルに建て替えられるが、その後も営業を続けることになる。