ファッション

バレンシアガがゲスキエールに約9億円の損害賠償を要求

 バレンシアガは、前クリエイティブ・ディレクターのニコラ・ゲスキエールとスタイリストのマリー・アメリー・ソーヴェに700万ユーロ(約9億1000万円)の損害賠償を要求している。同社は、ゲスキエールが、ファッション誌「システム」のインタビューで、バレンシアガ社に対して批判的なコメントをしたとして告訴した。

 2012年11月に、バレンシアガとゲスキエールは"両者合意のもと、契約を終了する"と発表し、ゲスキエールは同月末に同社を去った。
 
 バレンシアガが提出した法廷文書には「デザイナーが雇用主を批判し辞任を正当化するのを許さない」と
記されている。また、同文書によると、当時のグッチ・グループ(現ケリング)は01年、バレンシアガが買収した際に彼保有の同社株式10%に対して3200万ユーロ(約41億6000万円)を支払い、さらにこの文書には、最後の契約更新時に660万ユーロ(約8億5800万円)を支払ったとある。

 関係者の間ではゲスキエールがLVMH モエヘネシー・ルイ ヴィトンと自身のブランドを立ち上げるか、傘下ブランドのクリエイティブ・ディレクターに就任する話し合いをしているという憶測が飛んでいる。

【関連記事】
ニコラ・ゲスキエールがLVMH傘下でシグネチャーブランド発売へ!
ニコラ・ゲスキエール、「バレンシアガ」を去る

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。