伊藤忠商事は29日、エドウイングループの事業再生ADR手続きが成立したと発表した。これを受け伊藤忠はエドウインを子会社化する。エドウインの常見修二・社長ら役員は退陣し、新社長が伊藤忠から派遣される見通しだ。エドウインの国内13ヵ所にある自社工場を生かした事業の再構築に取り掛かる。伊藤忠の繊維カンパニーは川下戦略の推進を重点テーマに掲げており、エドウインはその大きな柱として位置付ける。伊藤忠のネットワークを活用しながら、デニム以外のファッションアイテムの拡充や海外での販売も本格化する。
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