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スターバックスと霧島酒造のコラボ施設が2026年春にオープン “サツマイモ発電”100%で

スターバックス コーヒー ジャパンと霧島酒造は、共同プロジェクトとして宮崎県都城市の霧島酒造本社増設工場北側の敷地内に初のコラボレーション施設をオープンすることを発表した。施設の着工は2024年秋、オープンは26年春を予定している。

同施設は都城市を代表する霧島山や沖水川を見渡せる場所に位置し、「スターバックス」のドライブスルーを併設した店舗、霧島酒造の直営ショップ、植物園で構成する。植物園は「スターバックス」店舗とショップからガラス越しに見える位置にあり、来場者は生き生きとした植物を眺めながらコーヒーや買い物を楽しむことができる。屋外には、霧島山と沖水川を望める屋上庭園や芝生のエリアを設ける。

環境配慮型店舗の国際認証を取得した「グリーナーストア」へ

同施設は、地域の憩いの場であるとともに、自然や環境と調和し地域社会と共生していくための気付きやアクションにつながる発信の場としての役割も目指す。

霧島酒造は、植物園の中で焼酎を製造する過程で発生する蒸留温排水の温熱を冬場の暖房として活用するほか、焼酎粕や芋くずから生成したバイオガスを電気に変換してつくる同社の再生可能エネルギー“サツマイモ発電”100%を施設の電力として使う。

またスターバックスは、本店舗の設計・建築を環境配慮型店舗の国際認証「グリーナー ストアーズ フレームワーク(Greener Stores Framework)」のもと進め、「グリーナーストア」の認証取得を予定している。「グリーナー ストアーズ フレームワーク」は、水の使用量、CO2や廃棄物を削減して環境負荷を低減した店舗づくりをする枠組みで、スターバックスと世界自然保護基金(WWF)とが共同策定したもの。同社の「グリーナーストア」は、2023年12月時点で全国101店舗に拡大している。

霧島酒造は、環境への取り組みにも力を入れており、焼酎を製造するなかで発生する焼酎粕や芋くずからバイオガスと電気を生成し、自社工場のエネルギーや一般家庭の電力として還元するなど、環境に配慮した事業活動を続けてきた。両者が地域社会や自然環境について意見交換し交流を深めるなかで、お互いが取り組む地域や環境について持続可能な未来への想いや活動に共感し、このコラボレーションが実現したという。

■建設概要

建設場所:霧島酒造 本社増設工場北側(宮崎県都城市下川東4丁目)
建物構造:鉄骨造 1階建て
敷地面積:4685㎡
延べ床面積:703㎡
定休日:不定休
着工:2024年秋
オープン予定:2026年春

■施設予定地

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