ワールドは、タイの消費財・流通大手サハ・グループと合弁企業を設立し、「タケオキクチ」のASEAN(東南アジア諸国連合)での販売に乗り出す。2017年春にタイ1号店を開くのを皮切りに、タイおよび周辺諸国に店舗を広げる。両社は出資比率や代表者、中長期計画など合弁事業の中身を今後詰めていく。
サハ・グループはタイ最大の企業グループであり、傘下の企業は化粧品、衣料品、食品、日用品など幅広い商材の製造と販売を行っている。衣料品においても素材から縫製までモノ作りの背景を持つ。日本企業との取り組みも活発で、住友商事のショップチャンネルやワコールと合弁事業を展開することでも知られる。
「タケオキクチ」は日本では百貨店を中心に126店を運営しており、ワールドのメンズにおける基幹ブランド。今回の合弁事業は、5店を運営する台湾に続く海外進出になる。