ファッション

伊藤忠が香港フェニックス傘下のASFに出資 「アンテプリマ」のアジア展開加速

 伊藤忠商事及び伊藤忠テキスタイルプロミネントは、フェニックス グループ ホールディングス(本社香港、荻野正明・会長)傘下の中間持株会社ASF(香港)に出資する。出資比率は30%で、ASFは伊藤忠の持分法適用関連会社になる。ASFはフェニックスから「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」ブランド事業、ファッションリテール事業、物流事業の3事業を継承する形で、今年6月に設立された。

 フェニックスは「アンテプリマ」や食品・雑貨スーパー「シティスーパー」を始め、香港、中国などアジア各地で小売業を手掛けている。中でも荻野いづみデザイナーによる「アンテプリマ」は全世界で約100店を展開するなど人気が高い。伊藤忠とフェニックスは30数年以上に渡りアパレルOEM生産で関係を築いてきた。新体制によってアジアでの「アンテプリマ」の販売や新規ブランドの投入にシナジーを持たせる。5年後に売上高200億円規模を目指す。

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