ファッション

ニューエイボンの新CEOに米製薬会社出身のJ.スコット・ホワイト

 4月25日付で、米製薬会社出身のJ.スコット・ホワイトがニューエイボンの最高経営責任者(CEO)に就任する。ニューエイボンは、エイボンが投資会社サーベラス・キャピタル・マネジメントに6億500万ドル(約653億4000万円)で売却した北米事業を管轄する会社。サーベラスは、エイボンの過半数株式の4億3500万ドル(約469億8000万円)相当および、ニューエイボンの株式80%の1億7000万ドル(約183億6000万円)相当を獲得。取引は2016年春に終了している。

 ホワイト新CEOはサーベラスと密接に関わりながら、セールスの改善やエイボンブランドの再活性化、綿密なオペレーション業務の底上げを通して、北米事業の変革を図る。

 ニューエイボンによると、15年の売上高は10億ドル(約1080億円)以上を記録。アメリカ、プエルトリコ、カナダでは、40万人もの営業担当者を抱える。傘下ブランドは、スキンケアの「アニュー(ANEW)」「スキン ソー ソフト(SKIN SO SOFT)」、メイクの「エイボン カラー(AVON COLOR)」「マーク(MARK)」など。

ホワイト新CEOはプロクター&ギャンブル(P&G)で15年にわたり、女性向けヘルス&ウェルネスブランドを統括。その後、米製薬会社アボット・ラボラトリーに10年間在籍し、アボット・ニュートリション事業部を指揮していた。

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ALLISON COLLINS
訳 高島悠衣

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