ファッション

ニューエイボンの新CEOに米製薬会社出身のJ.スコット・ホワイト

 4月25日付で、米製薬会社出身のJ.スコット・ホワイトがニューエイボンの最高経営責任者(CEO)に就任する。ニューエイボンは、エイボンが投資会社サーベラス・キャピタル・マネジメントに6億500万ドル(約653億4000万円)で売却した北米事業を管轄する会社。サーベラスは、エイボンの過半数株式の4億3500万ドル(約469億8000万円)相当および、ニューエイボンの株式80%の1億7000万ドル(約183億6000万円)相当を獲得。取引は2016年春に終了している。

 ホワイト新CEOはサーベラスと密接に関わりながら、セールスの改善やエイボンブランドの再活性化、綿密なオペレーション業務の底上げを通して、北米事業の変革を図る。

 ニューエイボンによると、15年の売上高は10億ドル(約1080億円)以上を記録。アメリカ、プエルトリコ、カナダでは、40万人もの営業担当者を抱える。傘下ブランドは、スキンケアの「アニュー(ANEW)」「スキン ソー ソフト(SKIN SO SOFT)」、メイクの「エイボン カラー(AVON COLOR)」「マーク(MARK)」など。

ホワイト新CEOはプロクター&ギャンブル(P&G)で15年にわたり、女性向けヘルス&ウェルネスブランドを統括。その後、米製薬会社アボット・ラボラトリーに10年間在籍し、アボット・ニュートリション事業部を指揮していた。

【関連記事】
エイボンが北米事業をサーベラスに売却

ALLISON COLLINS
訳 高島悠衣

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。