ビューティ

君島十和子のメイクブランド「TWK」誕生 欧米市場進出も視野に

元女優で美容家の君島十和子が監修する化粧品を扱うFTCは9月2日、コスメブランド「FTC」誕生20周年を迎え、グローバル展開を視野に入れたメイクアップブランド「TWK」(全3品、5830〜6380円)を立ち上げる。表参道の直営店と公式ECサイトで販売し、2025年をめどに欧米進出を視野に入れる。

君島十和子FTCクリエイティブディレクターは「ブランドを20年間手がける中で、SNSによる情報の激化、流通の進化、消費行動の活発化など化粧品業界も大きく変化した。その中で一筋の光になったのは海外のお客さまとの出会い。『FTC』の商品や感性をストレートに受け止め、高く評価してくれた」という。「FTC」はスキンケアアイテムを中心に展開することから、「世代や国境を超えたポジティブな美しさを楽しんでもらえるメイクブランド『TWK』を開発した」。

スタート時はマスカラとマスカラベース、下地の3品を展開する。マスカラ“シン ピュアブラック マスカラ”(5940円)は、「FTC」で21年に誕生し120万本以上販売するカールアップ&カールキープ力が長時間続くマスカラ“ザ・トワコイズム マスカラ カール パーフェクション”のノウハウを投入。海外市場を見据えてカーボンフリー処方を採用しながら、艶と深みのある黒色を実現した。ナチュラルフラーレンやスイゼンジノリなど10種類の植物由来成分の配合や、カーボンブラックやパラペン、アルコールなど12種類のフリー処方など、肌へのやさしさも追求した。

“シン マスカラベース”(5830円)は、植物性ワックスと天然シアバターで軽量、速乾を実現。月桃葉エキスやウメ果実エキスなど6種類の植物由来成分、マスカラ同様に12種類のフリー処方を採用する。ビーガン処方でもある。“フューチャースキンベース クリスタリュクス”SPF50・PA++++(6380円)は、3種類のパウダーをブレンドした光セレクトヴェール処方を採用した下地。毛穴やしみ、シワなどエイジングサインをケアする。ナチュラルフラーレンやゴールデンシルクエキスなどスキンケア成分もふんだんに配合した。

今後は、25年までにアイゾーンアイテムを中心に10商品程度投入する。「まずは国内のお客さまにアプローチし、新客を取り込みたい。その後、ヨーロッパでの展開を視野に入れる」(君島明FTC社長)と意欲を燃やす。

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