ビジネス

ニルヴァーナと「マーク ジェイコブス」の“スマイリーフェイス”裁判は和解で決着

マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」を運営するマーク ジェイコブス インターナショナル(MARC JACOBS INTERNATIONAL 以下、MJI)が、ロックバンドのニルヴァーナ(NIRVANA)のアイコンともいえる、目が“X”の形をしたスマイリーフェイスのロゴの一部を変えて使用したことが著作権侵害だとして、2018年にニルヴァーナ側が提訴した件について、両者は和解することで合意した。訴訟提起から和解まで、6年が経過している。両者は今後、和解に向けた条件交渉に入る。

両者とも、メディアの取材には応じていない。

ニルヴァーナ側は、目が“X”の形をし、舌を出したスマイリーフェイスのデザインを使用していた。裁判の過程で、バンドの創設者でボーカルのカート・コバーン(Kurt Cobain)が1991年頃にロゴを作成したと主張している(コバーンはその3年後に死去)。

MJIは、ニルヴァーナのスマイリーフェイスの目の部分を“M”と“J”に変更し、Tシャツやセーター、靴下などにあしらった商品を展開。これをニルヴァーナは「実質的に同一または非常に類似している」と主張した。MJIはニルヴァーナにそもそも権利がないことなどを主張し、ニルヴァーナの訴えに正当な理由はないと反論していた。

7月10日に両者は和解について合意し、和解条件の決定までには3週間の猶予が設けられている。公開されている裁判資料では、和解条件などは明らかにされていない。

最新号紹介

WWDJAPAN

アレッサンドロ・ミケーレが新生「ヴァレンティノ」を語る 2025年春夏パリ・コレクション特集

2024年10月14日発売の「WWDJAPAN」は、2025年春夏のパリ・コレクションを特集します。「WWDJAPAN」のパリコレ取材チームは8日間にわたり、毎日15以上のブランドを取材。その中で見えてきた傾向、皆さんが知っておくべき新デザイナーのクリエイション、そして彼らの思いをまとめたインタビューなどをお届けします。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。