訴状によると、過去12カ月間で米国の消費者に対して「ナイキ」または「コンバース」の模倣品を宣伝または販売していた98のウェブサイトと267のソーシャルメディアアカウントを特定したと主張。ナイキの調査員がこれらのサイトから製品を購入し、それらが偽物であることを確認したという。侵害された商標の例として、「ナイキ」の“スウッシュ”や「コンバース」の“チャックテイラー”に使用される“オールスター”ロゴなどが含まる。
この訴訟は、スニーカーブランドやマーケットプレイスが模倣品の増加傾向を受けてとっている対応策の一例だ。スニーカーやストリートウエアのリセールマーケットプレイス「ストックX(STOCK X)」が出した「ブランドプロテクション&カスタマートラスト報告書」によると、2016年のサービス開始以来、専門家が5500万点以上の商品を検証し、6億ドル(約942億円)以上に相当する要件を満たさない商品を排除。排除した商品のうちの13%(8000万ドル、約125億円相当)は偽物と疑われたスニーカーだったという。