ファッション

アレキサンダー・マックイーンCEOにエマニュエル・ギンヅブルジェが就任

 ケリング(KERING)は5月9日付でエマニュエル・ギンヅブルジェ(Emmanuel Gintzburger、42)=イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)リテール兼ホールセール ディレクターをアレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)のCEOに任命する。12年間、同職を務めたジョナサン・エイクロイド(Jonathan Akeroyd)の後任だ。

 フランス人のギンヅブルジェ新CEOはウーエムリヨン経営大学院(EM Lyon Business School )を卒業し、ダノン(DANNON)、ルイ・ヴィトン・パシフィック(LOUIS VUITTON PACIFIC)、ジャンヌ・ランバン(JEANNE LANVIN)で経験を積んだ。2009年にイヴ・サンローランのヨーロッパ リテールディレクターとしてケリングに入社し、11年に現職についた。今後、「アレキサンダー・マックイーン」のグローバル展開および成長の加速を担う。ケリングは「ギンヅベルジュが持つ、グローバルなビジネス経験やラグジュアリーおよびコスメティック業界における小売りやマーケティングのノウハウを生かす」とコメントした。

 一方、エイクロイド現CEOはブランド創設者のリー・アレキサンダー・マックイーン(Lee Alexander McQueen)の自殺やキャサリン妃のウェディングドレスのデザイン、メトロポリタン美術館で開催した「サベージ ビューティ(Savage Beauty)」展、世界各地での出店、ブランド初の香水のローンチなど、ブランドにとって激動の12年間を支えてきた。アレキサンダー・マックイーン入社前はハロッズ(HARRODS)でバイイング兼マーチャンダイジング ディレクターを務めた。

JOELLE DIDERICH, SMANTHA CONTI
訳 WWDジャパン編集部

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。