ロロピアーナ(LORO PIANA)は、ファビオ・ダンジェラントニオ(Fabio D'Angelantonio)前ルックスオティカ(LUXOTTICA) チーフ マーケティング オフィサー兼サングラス ハット(SUNGLASS HUT)社長を最高経営責任者(CEO)に指名した。マチュー・ブリセット(Matthieu Brisset)の後任として、 9月1日付で業務を開始する。
ロロピアーナは2013年にLVMHルイ ヴィトン・モエ ヘネシー(LVMH LOUIS VUITTON MOET HENESSEY)が過半数株式を取得した。アントワン・アルノー(Antoine Arnault)同社社長は「ファビオがロロピアーナで舵を取ることを大変うれしく思う。彼は今まで数多くのブランドや小売り事業、人を成長させてきた。彼の温かな人柄とイタリア人らしさはラグジュアリーなウエアとテキスタイルを手掛けるロロピアーナの発展にとってプラスになるだろう」とコメント。「買収して3年、マチュー・ブリセットと私はセルジオ(Sergio)とピエール・ルイージ・ロロ・ピアーナ(Pier Luigi Loro Piana)から課せられた、ブランドらしさを保ちつつスムーズにLVMHグループの仲間入りをするというミッションを達成できたと自信を持って言える」と続けた。また、ブリセット前CEOは近日中にLVMHで新しい職に就くという。
ダンジェラントニオ新CEOはルックスオティカ入社前、ブリュッセルで児童書の出版社、エディションズ ヘマ(EDITIONS HEMMA)やミラノでフィアットグループ(FIAT GROUP)のインターネットポータル、チャオウェブ(CIAOWEB)などで経験を積んだ。
LUISA ZARGANI
訳 WWDジャパン編集部