レブロンは、ファン・フィゲレオを最高財務責任者(CFO)兼副社長に指名した。
売却が噂されていたレブロンだが、業界筋によると、フィゲレオ新CFOの登用により、当面はその可能性がなくなったようだ。コンサルタントのアラン・モッツは、「ロナルド・ペレルマン(=レブロン)会長が、今後ビジネスを継続するか、身売りするかは定かではないが、フィゲレオ新CFOはどちらの選択肢でもうまくかじ取りができる人材だ」とコメント。また、別の業界筋は、フィゲレオ新CFOの起用により、グローバルでのビジネス拡大の可能性を示唆した。
フィゲレオ新CFOは、米飲料大手のペプシ、ウォルマート、カナダの飲料コット、文具のニューウェル・ラバーメイドを経て、ブラジルの通信会社NIIホールディングスでCFOおよび副社長として2015年10月まで活躍するなど、財務の要職を歴任してきた。
同社はこの3月にも、辞任したロレンツォ・デルパーニ前最高経営責任者(CEO)の後任として、4月15日付でファビアン・ガルシアCEOを指名している。