ファッション

アダストリアがCI変更 「答えを探し続ける、という答え。」に込めた想いとは?

 アダストリアは、CI(コーポレートアイデンティティー)を刷新し、6月1日から使用を開始した。アダストリアの英表記「ADASTRIA」のAにアンダーラインを引き、そこに、ANSWER(答え)のAを掛け合わせ、「変化を恐れず、 常に世界中のお客さまの新たな答えを生み出し続けていく企業文化を表現している」という。

 これに伴い、企業文化(コーポレートカルチャー) は「答えを探し続ける、という答え。」 とし、「アダストリアがどんな会社で、何が強みで、何を目指すのか、それらを一つ一つひもといた時、導き出されたキーワードは『変化』だった。変化を恐れず、その時、その時のお客さまにとって最適な答えを探して挑戦し続ける、私たちの企業文化を表現している」。

 また、企業理念については、「なくてはならぬ人となれ なくてはならぬ企業であれ」と、創業者が創業当時から大事にしてきた言葉を、企業理念に定めた。『あなたがいるからここに来たよ』『あなたがいて安心です』『期待しています』と言われる企業・人であり続けたいという想いを込めた」という。

 ミッションについては、「ファッションがもたらす歓びを 世界中の人たちへ届けるために、 マルチブランド戦略をグローバルに展開し、 すべてのお客さまの新たな答えを生み出し続ける」、行動規範としては、「一人ひとりがお客さまの立場で考え、答えを探し続ける。 変化を恐れず、スピードを重視して挑戦を続ける。それぞれの個性を尊重し、刺激し合いながら成果を生み出す。 社会の一員という自覚を持ち、自分を律しながら行動します。 ファッションを、仕事を、そして人生を楽しむ」と設定。

 なお、ロゴのAの下にあるアンダーラインについては、"パーソナルカラー"として、時代や感情、個性に応じて変幻自在に色を変えることができるようにしており、常に変化し、進化し続けようという強い意思を宿すものとしている。

 今回のCI変更について、「当社は1953 年の創業以来、市場を取り巻く環境に柔軟に対応しビジネスモデルを変えながら、 成長を続けてきた。2010 年に『チェンジ宣言』として、OEM/ODMに頼ったビジネスモ デルから脱却し、自ら企画・生産を手掛け、垂直統合に挑戦していくことを宣言した。また、 お客さまに提案するファッションの幅を広げると同時に、自社でのモノづくり体制を強化。企画から販売までのあらゆるシーンで想いを込め、お客さまに誇りを持っておすすめすることができる商品が生まれた」と分析。さらに、「16年2月期は連結で売上高2000億円、営業利益160億円、営業利益率8.0%と15 年4月に発表した中期経営企画『ACE18』に掲げる利益目標を初年度に達成することができた。17年2月期は、新たな3カ年の数値目標を設定し、『ACE18』の基本戦略をさらに進化させると共に、『グローバルマルチブランドファッションSPAカンパニー』を目指していく。このタイミングに改めてアダストリアのあるべき姿を考え、CIを一新するに至った」と説明する。

【パーソナルカラー】
ブラック:自信・誇り
レッド:情熱・行動力
ブルー:冷静・判断力
グレー:調和・謙虚
オレンジ:活気・スピード
グリーン:新鮮・成長
ブラウン:知性・公正
イエロー:挑戦・好奇心

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