「WWDJAPAN」7月29日号は、2025年春夏シーズンのメンズトレンドを特集します。6月のメンズ・ファッション・ウイークの「ピッティ・イマージネ・ウオモ」からパリメンズまで、13日間の取材で見いだした37のトレンドを、87ブランドの豊富なスタイルサンプルと共に紹介します。
全体的に目立ったのは、リラックス感溢れる開放的なムードでした。メンズでも浸透しつつあるシアー素材を生かした涼しげなレイヤードをはじめ、リゾート気分を取り入れた快活な日常着、爽やかな色使いとポップな柄のプレッピー&カレッジ、二度見必至のユニークなトリックアートなど、軽やかでリラックス感のあるスタイルが主流でした。
スタイルのほかにも、アイテムのトレンドを細分化し、25年春夏の潮流を分かりやすく紹介します。夏らしい開襟シャツのさらなる充実や、涼しげなショーツやシューズのバリエーションも広がっています。とはいえ、そのトレンド全てが市場で受け入れられるとは限りません。国内外のバイヤー6人が、本当に売れるかどうかを10点満点で正直に採点してくれました。
ほかにも、「ナイキ(NIKE)」の不振で勢力図が大きく変わりつつあるスニーカーマーケットの現状分析や、米化粧品大手コティ(COTY)の日本法人トップに聞く国内ビジネスの可能性、キテる?と話題の動物アイテムを本気で深掘りするなど、記者の個性的な視点が光るビジネス記事も注目です。
巻末の「ファッション&ビューティ パトロール」では、「業界人の乗るクラシックカーはイケてる説」というかなりフワッとした仮説を確かめるべく、4人のクラシックカー所有者に取材しました。車への思いが強すぎて、愛車の写真が小さくなってしまうほど文字で語り尽くす偏愛っぷりをぜひご覧ください。
(COVER CREDIT)
BRAND:GUCCI
PHOTO:COURTESY OF GUCCI
ART DIRECTION & DESIGN:RYO TOMIZUKA
COVER REELS DESIGN:CHIGE(GWISUB JUNG)