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ワールドが社長交代、上山COOが就任

 ワールドは上山健二・常務執行役員最高執行責任者(COO、49)を社長に昇格させる。寺井秀藏・現社長(65)は代表権のある会長に、畑崎重雄・取締役会長は取締役相談役に就く。正式には4月14日の臨時株主総会と取締役会で決定する。

 寺井社長は1997年に社長に就任。スパークス構想を掲げ、アパレル卸からSPA(製造小売り)化を推し進め、ショッピングセンターやファッションビルへ積極的に出店した。2005年には大型のMBO(マネジメントバイアウト=経営陣による買収)を実施、上場を廃止した。上山氏は長崎屋で社長として再建を手掛けた後、ぐるなびの副社長を経て、13年にワールドに入社。ブランド開発や店舗運営を統括してきた。ワールドは14年3月期に2期連続で最終赤字となるなど、苦戦が続いていた。

上山健二(かみやま・けんじ): 1965年生まれ、49歳。兵庫県出身。1988年東京大学経済学部を卒業後、住友銀行(現三井住友銀行)に入行。2001年に中古車販売のジャック(現カーチスホールディングス)社長、その後長崎屋や英会話教室GABAの社長、ぐるなび副社長を経て、13年ワールドに入社し、常務執行役員に。14年常務執行役員COO、15年4月社長就任

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