楽天は4月12日、幻冬舎と連携したスマートフォン向け無料ファッション誌「ジンジャーミラー(GINGER mirror)」を創刊する。楽天市場と連動し、掲載アイテムのほとんどがその場で購入できるシステムだ。
ターゲットは20代後半?30代の働く女性。時短、コスパ、おしゃれをキーワードに「ジンジャー」編集に関わるスタイリストやライター、フォトグラファーが誌面を担当した。101ページで約400点のアイテムを扱い、創刊号の表紙は菜々緒が飾る。
河野奈保・楽天執行役員は、「スマホショッピングは急成長を続けている。中でも圧倒的なコンテンツは、特に20?30代の女性向けのファッション。ファッション雑誌はセレクト力や見せ方には非常にパワーがある」と語る。また、「『ジンジャー』は創刊当時から楽天市場とコラボレーションしてきた。4年目以降は売り上げも右肩上がりで伸びている」と片山裕美「ジンジャー」編集部部長。「私たち編集者にとっても、動画コンテンツの埋め込みや、1クリックでより詳細な情報が見られるなど、スマホならではの立体的な見せ方は新鮮で、新しい可能性を感じている。今後の流れとして、雑誌のデジタル化はさらに進む中で、デジタルらしいコンテンツや見せ方を追求したい」とデジタル化の魅力を語った。
掲載アイテムの一部は、楽天が提案した商品から編集部がセレクトし、掲載料を払うという広告形式を取る。なお、閲覧可能期間は4月14日12時から5月14日まで。次回発行は6月末を予定しており、定刊化を目指す。