オンワードホールディングスの2014年3〜8月期連結決算は、本業の儲けを示す営業利益が前年同期比70.6%の25億7700万円だった。3月に消費税増税の駆け込み需要があったものの、4月以降は反動に苦しみ、売上高は予想値を約43億円下回る1321億2500万円(前年同期比99.6%)で着地した。中核子会社のオンワード樫山では紳士服や子ども服は健闘したが、主力の婦人服が減収に終わった。さらに原材料の高騰や販管費の増加が収益を圧迫し、営業利益率は0.8ポイント低下した。経常利益は同62.9%の30億100万円、純利益は同103.1%の17億200万円だった。
この業績を踏まえて、同社は通期(15年2月期)予想を下方修正した。修正後は売上高2855億円(期初予想2907億円)、営業利益111億円(同123億円)、純利益50億円(同54億円)を予想する。