オンワードホールディングスの2015年3〜8月期は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比8.7%の2億2500万円だった。期初予想の24億円に対しても大幅な減益になった。国内事業が前年の消費増税前の駆け込み需要の反動減、欧州事業が中東およびロシア情勢の影響によって収益性が悪化したと同社は説明する。減収とコスト高が響き、粗利益率は1.3ポイント下がった。売上高は同95.0%の1254億9500万円、経常利益は同44.9%の13億4700万円、純利益は投資有価証券売却益など特別利益45億円の計上によって同112.8%の19億2000万円だった。
上期の不振を受けて通期(16年2月期)の業績予想を修正する。修正後は売上高2674億円(修正前は2640億円)、営業利益46億円(同90億円)、純利益43億円(同50億円)を予想する。