三越伊勢丹ホールディングスの2013年4〜9月期連結業績は、本業の儲けを示す営業利益が対前年同期比154.7%の123億円となり、08年4月の経営統合以来で最高益を達成した。伊勢丹新宿店、日本橋三越、銀座三越の基幹3店のけん引によって、売上高は同104.9%の6028億円。増収に加えて販管費率を0.5ポイント抑制したことで、営業利益率が0.7ポイント改善され、収益を押し上げた。前年同期に計上したJR大阪三越伊勢丹の不振に伴う減損損失がなくなったため、純利益は4.2倍の74億円に跳ね上がった。基幹3店の売上高は、3月にリモデルオープンした伊勢丹新宿店が同110.0%の1200億円、日本橋三越が同104.1%の799億円、銀座三越が同110.0%の309億円だった。
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