「WWDJAPAN」のソーシャルエディターは毎日、X(旧Twitter)やFacebook、Instagram、TikTok、そしてThreadsをパトロールして、バズった投稿や炎上、注目のトレンドをキャッチしている。この連載では、ソーシャルエディターが気になるSNSトレンドを投げかけ、業界をパトロールする記者とディスカッション。業界を動かす“かもしれない”SNSトレンドの影響力や、投稿がバズったり炎上してしまったりに至った背景を探る。今、SNSでは何が起こっているのか?そして、どう向き合うべきなのか?日々のコミュニケーションのヒントにしたい。97回目は、「セリーヌ(CELINE)」のコスメラインから感じる、ビューティにも滲むファッション視点のお話。
ソーシャルエディター浅野:3月頃に「セリーヌ」がコスメライン始動というニュースがありましたが、いよいよ日本展開の詳細が明らかになりました。3月にはファッション好きを中心に話題となり、ちょうど東京コレクション開催中だったので会場の業界関係者と盛り上がりました。
先日、プレスプレビューで実際に商品を見てきましたが、パッケージは思った以上にクラシカルな印象。カラーもパリジェンヌをイメージしたという赤リップ1色からのスタートと聞いて「なんてドラマティック!」とときめきました。パッケージと合わせたリップブラシも同時展開というのもニクいです。SNSでも、今回はファッション好きに加えてコスメ好きの反応が増加。しかし、まだまだ圧倒的にファッション好き、というかエディ・スリマン(Hedi Slimane)=アーティスティック、クリエイティブ&イメージディレクターのファンの反応が多く、「コレクターズアイテムとして欲しい」という男性の声も多いです。私は美容オタクなので「コスメとしてどうか?」という視線で見ましたが、コンセプトなどを聞くと“ファッションの世界観をメイクアップで表現した”といったほうがしっくりきます。とはいえ、来年冬にはリップが15色展開に増えるそうで、そのタイミングではコスメ好きの間でもバズりそうです。村上さんはどうでしたか?
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