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ZOZOは4〜6月の経常利益が0.3%減、「早い夏」の影響じわり

ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」の24年4〜6月決算は、商品取扱高(その他のGMVを除く)が前年同期比7.5%増の1326億円、売上高が同9.8%増の503億円、営業利益は0.2%増の158億円、経常利益は0.3%減の158億円、純利益は0.8%減の111億円だった。利益率の高い広告事業(リテールメディア)事業の増加で営業利益は辛うじて増益を確保したものの、経常利益と純利益は配送費用の値上げや固定費の増加、広告費の増加が響き、わずかながら減益を強いられた。ただ、栁澤孝旨ZOZO副社長CFOは「4〜6月の減益はもともとの計画通りで、配送料の値上げによる販売数量減など、販売に関しての影響はほとんどなく、営業増益はむしろ想定より良かった。広告費も4〜6月に計画していたものは7月以降に持ち越しており、今年度に使い切る」と語った。

主力事業の内訳は、「ゾゾタウン」事業のGMVが同6.2%増の1150億円、LINEヤフーコマースが同24.3%増の144億円、広告事業が同22.0%増の26.5億円だった。販管費率は1.4ポイント上昇の23.4%。4月出荷分から配送業コストの上昇に伴い荷造運賃が10億円増加した他、物流拠点「つくば3」の稼働による減価償却費の増加が影響した。

気温上昇に伴うTシャツなどの低単価アイテムが増加が、物価上昇分を上回り、商品単価は前年同期比0.7%ダウンの3698円と2四半期ぶりに減少に転じた。一方、出荷単価は1〜3月期に続き、1万2000円以上の購入者に対する送料無料施策を実施。2.0%増の8343円と増加している。

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