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H&Mが精力的な店舗網拡大で売上高22%増 2016年に日本でEC開始

 スウェーデンのH&Mヘネス・アンド・マウリッツの2015年度第3四半期(2014年12月1日〜15年8月31日の9カ月決算)は、グループ売上高が前年同期比122%で1321億6700万スウェーデンクローナ(SEK、約1兆8873億円)、税引き後利益は同111%と153億7200万SEK(約2195億円)と好調だった。精力的な店舗網の拡大を図っており、9カ月で206店舗をオープン。期末店舗数は3675店舗になった。2015年度は年間で400以上の新規オープンを計画しており、「(9〜11月までの)第4四半期でさらに240店舗、1日に3店舗のペースで新店舗をオープンする。9月下旬にインドのニューデリーへ出店するのに続き、10月にはケープタウンに南アフリカ1号店をオープンする」とカール・ヨハン・パーション最高経営責任者(CEO)。さらに、来期はニュージーランド、キプロス、プエルトルコに1号店を出店する計画だ。また、今夏から28カ国・地域と700店舗で「H&Mビューティ」をスタートしており、さらに14カ国・地域へと拡大させる考え。

 一方、日本での9カ月間の売上高は前年同期の23億6400万SEK(約337億円)から26億9700万SEK(約385億円)で、同114%、日本円ベースでは同107%だった。4店舗を出店して2店舗を閉鎖。期末店舗数は53店舗となった。

 オンラインストアについては、今秋のスイスとロシアでスタートする予定で、23カ国・地域に広がる。2016年度には日本に加え、アイルランド、ギリシャ、クロアチア、スロベニア、エストニア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルクでも始動する計画だ(文中の円換算レート:1スウェーデンクローナ=14.28円)。

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