デザイナーのジョセフ・アブードが破産法第11条の適用を申請したHMXグループの社長兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーを辞任することがわかった。だが、引き続き、コンサルタントとして同社の再建にかかわっていくようだ。
同社のダグ・ウィリアム最高経営責任者は「日々の業務からは離れるが、クリエイティブのアドバイザーとしてとどまる」とWWD-NYの電話インタビューで語った。アブードは2010年HMXに入社。「ヒックリー・フリーマン」やバラク・オバマ大統領が愛用していることで有名な「ハート・スカフナー・マークス」といったコアブランドの再構築にかかわってきた。そのほか、パーム・ビーチの再構築、HSMの125周年企画など様々なブランドに関わってきたため、今回の辞任に驚きを隠せない業界関係者も多いようだ。