ビューティ

「メゾン マルジェラ」から黒の“レプリカ” ガリアーノの幻想の世界観を表現したパルファン

メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」のフレグランスライン“レプリカ”は9月26日、オートパルファンの“レプリカ オードパルファン ソウル オブ ザ フォレスト”と“同 ダンシング オン ザ ムーン”“同 フライング”の3種を発売する。価格はいずれも100mLで3万1680円。既存のオードパルファンに比べて8000円以上高くなる。8月26日に予約を開始し、9月19日には表参道のキャットストリートにあるフレグランスストアで先行販売する。

マルジェラの世界の白いトワレ
ガリアーノの世界の黒いパルファン

フレグランスライン“レプリカ”のオードトワレはこれまで、創業したマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)の世界観を表現。理髪店やジャズクラブ、図書館、カフェなど、それぞれのシーンや記憶を香りで表現してきた。ボトルデザインには、シーンに合わせて思い出や雰囲気を呼び起こすための都市や年度などを印字している。パッケージデザインは、白が基調。イタリア、フィレンツェ地方の清々しく晴れた日曜の朝をイメージし、「柔らかな肌がまとうリネンの香り」を表現した“レイジーサンデー モーニング”はベストセラーだ。

一方でオードパルファンは、現在クリエイティブ・ディレクターを務めているジョン・ガリアーノ(John Galliano)の世界観。現実空間の記憶を着想源としていたオードトワレに対し、オードパルファンはガリアーノらしく、現実を超越した幻想の世界を具現化している。“レプリカ オードパルファン ソウル オブ ザ フォレスト”は、幻の古代樹の香りをシダーウッドエッセンスなどで表現。“同 ダンシング オン ザ ムーン”は月の粉の香りをアイリスで、“同 フライング”はオゾンの雲の香りをオレンジフラワーエッセンスなどで具現化した。ボトルは、幻想が膨らむ夜を意識した黒を基調としたグラデーションのデザイン。

フレグランスライン“レプリカ”のオードパルファンは、2016年に登場したが、その後は白を基調としたオードトワレのコレクションに注力してきた。今後は、昼と夜、光と闇のように相反しながらも引き立て合う2つのコレクションとすべく、オードパルファンでも新たな香りを順次発売予定だ。

一方、業界ではジョン・ガリアーノが「メゾン マルジェラ」を去るのでは?という噂が浮上している。フレグランスライン“レプリカ”は、ロレアルがライセンスで手がけている。

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