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全自動カシミヤ工場の「コンサイニー」が初の日本展示会 9月11〜13日、ウィズ原宿で

中国のカシミヤ紡績メーカー、コンサイニー・グループ(CONSINEE GROUP)の日本法人コンサイニージャパンは9月11〜13日、東京・原宿のウィズ原宿(WITH HARAJUKU)で初の展示会「2025-26 F/W コンサイニー・グループ展示会」を行う。クラシックカシミヤを中心としたヤーンブランド「コンサイニー(CONSINEE)」、獣毛など天然素材中心の高級ファンシーヤーンブランド「トップライン(TOPLINE)」、ファストファッション向けのヤーンブランド「アイシーシーアイ(ICCI)」の3ブランドの最新コレクションを披露する。

コンサイニージャパンの酒井雅行社長は「いずれも世界的に高い知名度とシェアを持つヤーンブランドで、6月のイタリアの有力ヤーン見本市『ピッティフィラーティ』でも高い注目を集めた。『希望のゲージに入る素材が欲しい』『クオリティーを下げず価格は下げたい』『限界まで軽いニット製品を作れる糸が欲しい』などの率直な意見をぜひ聞かせてほしい」と語り、総合商社を皮切りに繊維業界で長いキャリアを持つベテランらしく素材開発に並々ならぬ意気込みを見せる。

コンサイニー・グループは、カシミヤを中心に高級獣毛を年1万トン以上生産するカシミヤ紡績大手で、紡績工程から出荷作業までを完全自動化するなど、テクノロジーの導入でも世界の最先端を走る。

展示会ではペルー産の最高級獣毛として知られ、カシミヤよりも細く繊細な素材として知られる「ビキューナ」や、繊維のダイヤモンドとも称される「セーベルト」糸を使ったコレクションも披露する。「セーベルト」は、貴重なレッドディアー(赤鹿)の和毛(にこげ)で、「ビキューナ」と並ぶ最高級獣毛。6月の「ピッティフィラーティ」では、有力な高級メゾンのデザイナーからも注目されたという。

酒井社長は「展示商談会は基本的にアポイントメント制だが、アポなしのウォークインも大歓迎。ビキューナやセーベルトといった超希少な素材に実際に触れ、商品開発のインスピレーションを得てもらってもいい。コンサイニーは高級獣毛から、多彩なファンシーヤーン、ファストファッション向けまで、非常に幅広いヤーンをそろえている。このタイミングでここまで世界品質の幅広いニット用ヤーンを見られる機会はなかなかないはず。日本法人を立ち上げたのも、日本のマーケットの意見やアイデアを聞き、日本発のヤーン開発を実現したいと思ったから。展示会にぜひ足を運んでほしい」と話す。世界基準のカシミヤは大きな話題を集めそうだ。

■2025-26 F/W コンサイニー・グループ展示会
日程:9月11〜13日
時間:10:00〜18:00
場所:WITH HARAJUKU 3F LIFORK
住所:東京都渋谷区神宮前 1-14-30

問い合わせ先
コンサイニージャパン
appointment@consineejapan.com