J.フロント リテイリングの4月の百貨店事業の売上高は、前年同月比93.5%と伸び悩んだ。4月21日に松坂屋名古屋店の北館1〜3階をメンズ売り場として改装オープンしたことで紳士服飾雑貨は堅調、化粧品も売り上げを伸ばしたが、前年に大きく伸びた訪日外国人売上高の反動で宝飾品やラグジュアリーブランドが苦戦した。
店舗別では、大丸心斎橋店は本館の建て替え工事によって売り場面積が約4割縮小したことが影響し同78.1%。大丸梅田店は同93.7%。松坂屋名古屋店も改装工事による影響で、同93.6%だった。百貨店事業は今春苦戦傾向で、J.フロント リテイリングは3〜4月累計も同93.2%と停滞している。大丸東京店は同103.1%で、13カ月連続で前年をクリアしている。
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