ソニーの子会社で、キャラクターを中心としたプロパティビジネスを手掛けるソニー・クリエイティブプロダクツ(SCP)が、世界的なハードロックバンド「KISS(キッス)」の日本国内のライセンスエージェント権を獲得した。同社がアーティストのライセンスビジネスに着手するのは初めてのこと。
SCPは スヌーピーで知られる「ピーナッツ」や「リサとガスパール」「きかんしゃトーマス」「うさぎのモフィ」「スポンジボブ」、さらには「バービー」や「ジョエルロブション」など、国内外の著作物・商標などの知的財産を開発・使用し、さまざまなマーチャンダイジングやサービス分野へのトータルマーケティングを行い、サンリオと並ぶ日本を代表するライセンスビジネス企業として知られている。
これらのノウハウを活用し、活動40周年を超えてもなおアグレッシブにライブパフォーマンスを行う「KISS」に関しても、社内のミュージアム事業との連携などにより、アーティストグッズのライセンスビジネスとして育成・拡大していく。アパレルや雑貨などを中心とした商品展開も計画する。まずは今年10月13〜31日まで、ラフォーレ原宿で「KISS EXPO 2016(キッス エキスポ 2016)〜地獄の展示会〜」を開催する。メンバー秘蔵のコレクションのギターや衣装、グッズなども展示。メンバーも来日する予定。既存ファンをよりコア化し、新規のファンも獲得したい考え。