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阪急本店の売上高38%増 4〜6月期

エイチ・ツー・オー リテイリングの2024年4〜6月期連結業績は、総額売上高が前年同期比13.0%増の2764億円、営業利益が同94.7%増の93億円、純利益が同7.8倍の265億円だった。好調な百貨店事業が業績を押し上げた。大幅な最終増益は、政策保有株式の売却と子会社株式の段階取得に係る差益の計上などによるもの。

百貨店事業を運営する阪急阪神百貨店の業績は、総額売上高が前年同期比25.8%増の1555億円、営業利益が同2.6倍の80億円。阪急本店の4〜6月期売上高は、同37.9%増の916億円だった。免税売上高が前年同期の3.3倍となる326億円とけん引し、同店の売上高の3分の1以上を占める。そのほかの大型店も、博多阪急が同31.2%増、神戸阪急が同15.2%増と大きく伸長した。

エイチ・ツー・オー リテイリングは4〜6月期の好調を受け、通期の連結業績予想を上方修正する。修正後の通期予想は、総額売上高1兆1750億円(修正前は1兆1625億円)、営業利益295億円(同265億円)、純利益300億円(同260億円)。

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