ソーシャル・ネットワーキング・サービスを提供するLINEが、ファッション関連の新事業ライン コレクションをスタートする。まずは海外の未上陸ブランドとディストリビューター契約などを締結。4月24日?7月20日、ラフォーレ原宿2階に展示会機能を併せ持つ「ライン コレクション ポップアップストア」を設け、約30ブランドを消費者に販売するほか、バイヤーに提案。メディアの商品貸し出しなどのリクエストにも対応する。
ライン コレクションは同社がコミュニケーションアプリで構築した "つながり"を強く意識したビジネスだ。従来のeコマースがどこかで見聞きしたものを検索し探し出すことで購買が生まれるビジネスであるのに対し、ライン コレクションはディストリビューターとしても機能することで、知名度の低いブランドとセレクトショップ、消費者の新しい"つながり"を生みたいと考える。
ディストリビューション業務を担うのは、子会社Bonsai Garageの"ブランディスト"と呼ばれるメンバーだ。生産に関するアドバイスやネットワークの紹介までを請け負うなど、ブランドとの契約はひとつひとつと協議を重ね、内容を決定する。ブランディストは今後も国内外合わせて月に10程度の新規ブランドを集めつつ、セレクトショップなど卸先を増やす計画という。