LINEはこのほど、ECモール「LINEモール」で新サービスをスタートする。これまで利用者のアイテムを販売するC2C(個人間取引)が中心だった「LINEモール」にグループ購入やギフトという新サービスに加え、セレクトショップなどが出店する「LINEセレクト」、産地の食品を販売する「LINEマルシェ」といった仮想ショッピングモールを年内にスタート予定で、B2C(企業と個人間取引)にも参入する。島村武志LINE上級執行役員は、「LINEモールが実現するのは、"つながり消費"の最大化。スマホで気軽かつシンプルに使えることを追求し、ワクワクすることをもっともっと増やしたい」と語った。
「LINEモール」は5月にサービスを開始し、送料込みのシンプルな価格設定やエスクロー・サービスなどが好評で、現在200万ダウンロードになっているという(流通総額については未公表)。島村上級執行役員は、「これまで連携していなかったが、LINEとも連携することで、ECサービスを新しいステップに上げられた。これまでの検索と連動したプル型のECではなく、つながりや直感的な使いやすさで始まる"プッシュ型EC"を提案したい」。