マークスタイラーは、「エモダ(EMODA)」の松本恵奈プロデューサーが2015年1月末に、「ダズリン(DAZZLIN)」の近瑠美クリエイティブ・ディレクターが2月12日に同社を退職することを明らかにした。1月からは、プロデューサーやクリエイティブ・ディレクターを立てず、企画チームによる体制で、MDと企画に注力する。「企画やMD、仕入れ、PR、営業、販売の各機能を有機的に編成し、マーケットニーズに迅速的確に対応するチーム体制を組む」と同社。
「エモダ」は来年、ブランド設立5周年、「ダズリン」は10周年を迎える。「エモダ」は、当時読者モデルでカリスマ販売員だった松本を起用し、18〜25歳をターゲットにしたモードテイストのギャル系ブランドとしてスタート。出店先の初日売上高1位を連続記録するなど、注目を集めた。松本は、「ブランドから離れることは、スタート当初から決めていた。自分自身29歳で、ターゲット層を超える年齢になり、ギャルNo.1ブランドとしてい続けるためにも世代交代して、『エモダ』らしさを崩したくなった。ターゲット層はあげようと思わなかった。この5年間は"本気"だった。結果を作っていくことが楽しかったし、"充実していたい"という思いが何に対しても持てた。大変だったけど、楽しかった。しばらく休憩して、次のステップに進みたい」と話している。
一方、「ダズリン」は18〜27歳をターゲットにしたスイートテイストのガールズブランドで、同社の基幹ブランドの1つとして、成長していた。松本は、"卒業"という形でファッション業界から離れ、近は同社を退職するが、業務委託契約を結び、ブランドの一部デザインを手掛ける予定だという。