2024年パリオリンピック選手たちの中でネイルがトレンドのようだ。母国愛を表現するツールとして、国旗の配色やシンボルを取り入れたり、フレンチネイルのようなクラシックなスタイルを選んだりと、個性豊かに楽しんでいる模様。体操のシモーネ・バイルズ(Simone Biles)選手から陸上のノア・ライルズ(Noah Lyles)選手まで、アスリートたちのきらめく指先を紹介する。
シモーネ・バイルズ
3つの金メダルを含む合計4つのメダルを獲得したシモーネ・バイルズ選手は、小さな宝石をあしらった、なめらかなアーモンド型のフレンチネイルを選択。メダルとの相性も抜群だ。
ジョーダン・チャイルズ
初のオリンピック金メダルを獲得した体操のジョーダン・チャイルズ(Jordan Chiles)選手は、ロングスクエアネイルをチョイス。片方の手には青いうろこ、もう片方には赤いうろこが描かれ、その両方にゴールドのペイントが施されていた。
コリ・ガウフ
ココ・ガウフの愛称で知られるテニスのコリ・ガウフ(Cori Gauff)選手は、赤と青のネイルに米国旗を想起させる星のシールをあしらい、愛国心を表した。
スニサ・リー
体操女子団体総合で金メダルを手にしたスニサ・リー(Sunisa Lee)選手は、今回のオリンピックのために家庭用ネイルブランド「キス(KISS)」とタッグを組み、LEDジェルライン“サロン X トレンド(SALON X-TEND)”の“プレス オン フレンチチップ”を施した。
リー選手は、「ネイルに夢中なので、『キス』と提携できることをとても嬉しく思う。体操選手には、柔軟で重さを感じさせない、力強い動きが必要とされる。このジェルは、私の個性をアピールしつつ、それらの動作をサポートしてくれる」とコメントしている。
ノア・ライルズ
男子100mで金メダルを獲った陸上のノア・ライルズ選手は、"アイコン(ICON)"と描かれたネイルと、星、十字架、稲妻をモチーフにしたネイルの2種類を披露した。どちらもアメリカ国旗の赤、白、青の配色を取り入れている。
ライルズはネイルアートをしたことについてSNS上で反発を受けたが、彼はそれを冷静に受け止め、「みんなに好かれる理由は、このようなことをするからだ。あくまで自分らしくいるだけだ」とUS ウィークリー(US WEEKLY)に語った。
シャカリ・リチャードソン
世界最速の女子選手として知られる陸上のシャカリ・リチャードソン(Sha’Carri Richardson)選手も異なるデザインのネイルセットを披露した。
開会式には、中指にアメリカ国旗を描き、メタリックシールや赤と青の宝石を施した愛国心溢れるスクエアチップのネイルで登場した。続いて、2日に行われた女子100メートルでは、黒のベースにネオンカラーを散りばめたデザインにチェンジ。このネイルとともに、自身初となるオリンピック銀メダルを手にした。