良品計画グループのMUJI U.S.A(嶋崎朝子・社長)は今年10月をメドに、ニューヨーク・マンハッタンの5番街に、米国旗艦店「ムジ・フィフス・アベニュー(MUJI Fifth Avenue)」をオープンする。売り場面積は1095平方メートルで、米国最大店舗となる。場所は475フィフスアベニューで、五番街と41丁目の交差地で、NY公立図書館の向かい。「世界有数のショッピングエリア・観光地への出店により、これまで以上にたくさんの皆さまに無印良品に親しんでいただくことで、米国での今後の展開に弾みをつけたい」という。
良品計画の海外展開は、1991年に海外1号店をロンドンに進出して以来、欧州、アジア、米国、中東などに広く出店。2015年2月期の売上高は前期比164%の771億円と躍進しており、全社売上高の約30%に近付いている。期末店舗数は301店舗で、今期は47店舗の純増を計画している。米国では現在、9店舗を展開中。7月には西海岸のカリフォルニア州パロアルト市で、ショッピングモール1号店を出店する予定で、五番街店はマンハッタンで5店舗目、米国で11店舗目となる見通しだ。「世界中からたくさんの方々が集まる同エリアへの旗艦店舗のオープンにより、たくさんのお客さまに『無印良品』が提案する『感じ良いくらし』を発信していきたい」としている。取扱い商品は、衣服・雑貨500アイテム、生活雑貨3000アイテムを予定する。