ファッション

スパイバーが宇多田ヒカルのツアー衣装提供、デザインは「A-POC」宮前義之

スパイバーが全国ツアーを開催中の宇多田ヒカルに、人工タンパク質繊維「ブリュード・プロテイン(BREWED PROTEIN)」を使った衣装を提供している。衣装デザインは、宮前義之が率いる「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE、以下、エイブル)」で、同ブランドを代表するテクニック「スチームストレッチ」を使って制作した。デビュー25周年を迎えた宇多田ヒカルは7月13日の福岡公演を皮切りに全国ツアーをスタート、衣装もすでに着用しており、7月30日の公演のMCでは「毎回新しい発見があって。軽くてすごく新しい素材なんだって」と言及している。

スパイバーによると、「宇多田ヒカルさんのツアーに衣装協力が入ることは異例で、新しいプロテイン繊維の可能性やスパイバーのサステナビリティのビジョンに共感いただいた」という。「エイブル」のツアー衣装に関しては、長年にわたり宇多田ヒカルの衣装を担当するスタイリストの小川恭平氏の監修も受けた。

ツアー衣装は、流れるような造形美と色鮮やかな色彩が特徴で、「ブリュード・プロテイン」とポリエステルを交織。「エイブル」を象徴するテクニックである、熱で素材の縮率の違いを生かして変形させる「スチームストレッチ」を使った。宮前デザイナーは「ミュージシャンへの衣装提供は今回が初めてだったが、スパイバーの素材の可能性や未来のビジョンに関心と共感を持った。進化を続けながらも普遍的であり、唯一無二の存在である宇多田さんの表現を後押し、ライブの中で調和しつつ存在感を出せるように工夫した」とコメントしている。

宇多田ヒカルの全国ツアー「サイエンス・フィクションツアー2024(SCIENCE FICTION TOUR 2024)」は今後、台湾(8月10・11日)、香港(17・18日)、大阪(27・28日)を経て、神奈川(8月31日、9月1日)を巡回する。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

アパレル業界“裏方”の進化に迫る 「OEM・ODM特集」

アパレルは、彼らをなくして語れないー。そう言い切れるほど、企画・生産において重要な働きをするのがOEM(相手先ブランドの生産)とODM(相手先ブランドの企画・生産)の事業者たちです。繊維商社が巨大プレーヤーとして君臨しながら、中小の専門企業も独自の存在価値を発揮し、生き残っています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。