そごう・西武は、地方店が発信するプライベートブランド「リミテッドエディション エリアモード」を今春発売する。大都市の旗艦店とは異なる顧客のニーズを踏まえ、本部のバイヤーと地方店のスタッフが共同開発した。シンプルモダンのナチュラルテイストをベースにした婦人服に加えて、地方店があるエリアの地場産業と協業した服飾雑貨を企画する。例えば、西武春日部店(埼玉県)では特産品の麦わら帽子や麦わらバッグを地元企業の田中帽子店と共同開発した。ナチュラルテイストの服とコーディネートした"カスカベーゼ"スタイルとして主婦層にアピールする。そごう徳島店では藍染ストール、西武福井店では鯖江メガネを企画した。地方店と地場産業との協業に関しては、中小企業庁の地方企業支援策と連携した取り組みとして推進していく。
「リミテッドエディション エリアモード」は春夏物で婦人服40型、服飾雑貨10型を投入する。中心価格はコート2万9000円、ワンピース1万5000円、ニット1万1000円、カットソー8800円など。同社の全国26店舗のうち地方都市にある14店舗に、標準面積50平方メートルの特設売り場を設ける。